民間経験者採用枠の出題傾向と難易度

一般的な公務員試験の対策本・勉強法などを読むと、公務員の筆記試験は半年程度ではとても勉強できないほど試験範囲が広いのではないかと思われるかもしれません。
しかし、民間経験者採用枠に関しては事情が異なります。

まず、民間経験者採用枠の場合、筆記試験は一般教養のみの試験であることが大半です(論文は別途有り。また自治体によって異なります)。
新卒採用の場合の公務員試験では一般教養科目に加えて、専門科目の試験が加わることが普通ですが、民間経験者採用枠の場合は専門科目は無いことが普通です。
一般教養のみであれば半年ほど勉強すれば十分勝負できる分量でしょう。

そしてさらに重大なことですが、民間経験者採用枠の場合、筆記試験はそれほど重要視されない傾向にあります。

自治体によっては筆記試験、論文、面接の配点があらかじめ公開されているのですが、例えば筆記試験100点、論文200点、一次面接240点、2次面接300点といった具合です(ただしあまりに筆記の点数が悪いと足切りで落とされます)。

また試験問題自体の難易度も新卒者用の試験問題と比べて簡単な傾向にあります。
(例えば漢字の間違い探しなど、本当に一般常識的な問題が混じっていたりすることもあります)

私は「社会人が受けられる公務員試験 早わかりブック」という本を買ったのですが、これには過去問模試が付いていました。

一通り試験勉強をした後にこの模試を解いたときに随分簡単だなぁと思いました。
出版社がわざとレベルを下げているんじゃないかと疑ったほどです。

しかし実際に本番試験を受けてみるとその程度のレベルの難易度のことが多かったのです。

つまり、民間経験者採用試験は高倍率の難関試験ですが、試験問題の難易度だけを考えると比較的簡単である、ということです。

難易度が低い理由としては、何といっても社会人は勉強時間が限られているので、あまり勉強時間を取れなかった受験者でもある程度勝負できる難易度にしている、ということがあるのでしょう。

またさらに言えば、試験勉強だけで得られるような学力よりも人物面(社会人としての経歴を含む)を重視して選考を行っている、ということなのだと思います。
ここが民間経験者採用試験の大きな特徴でしょう。

ですのでまた別の機会にも書きますが、筆記試験の対策だけでなく、人物面を磨き上げる努力が大切であると言えるでしょう。

カテゴリー: 民間経験者採用試験について   パーマリンク

コメントは受け付けていません。